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住友とオーストラリアのライオンタウン、日本での水酸化リチウム生産を研究へ

Aug 18, 2023

2018年4月2日、東京の本社での入社式後に見られる住友商事のロゴ。ロイター/花井徹/ファイル写真、ライセンス権を取得

[東京 8月 7日 ロイター] - 日本の商社である住友商事(8053.T)とオーストラリアのリチウム開発会社ライオンタウン・リソーシズ(LTR.AX)は月曜日、日本での水酸化リチウムの生産を研究するために協力することで合意したと発表した。

この動きは、電気自動車や蓄電池に使用される電池を製造するための重要な金属であるリチウムを確保するための世界中の企業による一連のプロジェクトの最新のものである。

ライオンタウン・リソーシズは西オーストラリア州でキャスリーン・バレー・リチウム鉱山の開発を進めており、2024年半ばに硬岩リチウム精鉱の生産を開始する予定であると述べた。

住友商事は声明で、日本の商社はライオンタウンと協力して、オーストラリアでのリチウム精鉱の採掘・加工から水酸化リチウムの生産に至るサプライチェーンを構築し、国内外へ金属の安定供給を図ると述べた。

住友商事の広報担当者は、金銭的条件など詳細は決まっていないが、両社は水酸化リチウムの生産規模を決めるための共同研究を約2年かけて実施する予定だと付け加えた。

ライオンタウンはすでにキャスリーン・バレー鉱山からのリチウムをLGエネルギー・ソリューションズ(373220.KS)、テスラ(TSLA.O)、フォード(FN)に販売する契約を準備している。

報告者:大林由香編集:ソナリ・ポール

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